叔母の相続放棄を行ったケース

叔母が亡くなり、義父が相続人になったのですが、叔母は生前に生活保護を受けており、さらに借金がある可能性があるので相続放棄したいとご相談にいらっしゃいました。

まずは一番ご心配されていた、被相続人の財産調査を行いました。

司法書士は被相続人の財産額までは、職務上請求を使って調べることができません。

義父から依頼を受け委任状を作成し、代理として被相続人の財産額を調査しました。

またJICC、CICCでも調査を行い、生活保護は受けていましたが、金融機関などからの借金はありませんでした。

友人からの借金などまでは当事務所でもお調べできないので、念のため相続放棄をおこなうことを提案しました。

※JICC：日本信用情報機構

※CICC：Credit Information Center CORP

法定相続人の全員が相続放棄を行い、当事務所では相続放棄のサポートをさせていただきました。

今回の相続では、相続人が広がることもなく戸籍収集含めスムーズに相続放棄を行うことができましたが、連絡がつかない相続人がいる場合には遺言作成などの生前対策を行っておくことをお勧めします。

相続放棄を行う際はいくつかの注意点があります。

相続放棄を行う予定であれば、勝手に財産処分を行うことが出来ません。

また財産をこそっと引き出したケースなどもありますが、相続放棄を行う際は上記のような財産の移動を行わないように注意が必要です。

もし、預金を引き出してしまった場合は、引き出しは預金は使用せずに、是非当事務所へご相談ください。

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